\(i\)を階数、\(A:\mathcal {U}(i)\)を型、\(a:A\)を要素、\(B:A\to \mathcal {U}(i)\)を型の族、\(b:B(a)\)を要素とする。次の型は論理的に同値である。
証明
\(\lambda (p:a=x).\mathord {\textnormal {\textsf {transport}}}(B,p,b)\)の型が\(a=x\to B(x)\)であることから、1から2は\(\simeq \)の定義から自明である。
3から4を示す。3を仮定すると、[001W]から\(\mathord {\textnormal {\textsf {Retract}}}(\sum _{x:A}B(x),\sum _{x:A}a=x)\)の要素を得る。すると、[001N]と[001K]より\(\sum _{x:A}B(x)\)は可縮である。
最後に4から1を示す。4を仮定し、\(x:A\)と\(y:B(x)\)を仮定する。\(\mathord {\textnormal {\textsf {Fiber}}}(\lambda p.\mathord {\textnormal {\textsf {transport}}}(B,p,b),y)\)が可縮であることを示す。\(\mathord {\textnormal {\textsf {Fiber}}}\)の定義より、\(\sum _{p:a=x}\mathord {\textnormal {\textsf {transport}}}(B,p,b)=y\)が可縮であることを示せばよい。[001X]と[001K]から、\(\mathord {\textnormal {\textsf {pair}}}(a,b)=\mathord {\textnormal {\textsf {pair}}}(x,y)\)が可縮であることを示せばよいが、これは仮定と[001L]から従う。